今週の休み、「秋分の日」は家族で名古屋市科学館へ。
先月も行ったところなので、
ブログに記事を上げるつもりはなかったのですが
ちょっと興味深い展示があったので紹介してみようかなと・・
稀覯書(キコウショ)・・
稀に出会うきわめて貴重な本。資料的な価値があり、
部数が少ないほど値段が高くなる。しかし何部以内といった基準はない。
和書では嘉永3年頃(1850)、洋書では1500年以前に印刷されたものを
稀覯本とみなすことが多い・・
今月29日で終わってしまうようですが
今、科学館の特別展示で[世界を変えた書物]展というイベントをやってます。
最初、パンフを貰ってもピンとこなくて・・
古くて、貴重な本が展示されていても、
触ってペラペラめくれるわけでもないだろうし、
それができても当然読めないし・・
まあ、追加の入場料が必要なかったので、とりあえず入ってみたのですが
なんというのか・・
不思議な感じでしたね。
だいぶブレてますな・・(汗)
古いもので 1472年初版(541年前!!)のイシドール著の「語源学」
なるほど・・
なんだか神々しい・・魔力でも宿っていそうな雰囲気・・。
他にも
コペルニクス、ガリレオ、ニュートン、エジソン、アインシュタイン
ダーウィン、湯川秀樹!
などなど、まさにその時代の「世界を変えた」著作の初版本がずらり!
ああ・・子供の頃に聞いたあの話の「モトネタ」はまさに目の前のこれか!
という感動もあったりして。
「本」・・
というのがまた渋い。
「手書きの巻物」・・とかだとちょっと怪し過ぎるんだけど
いちおう「本」なんで・・印刷・製本技術が確立した時代以降のモノだし
おそらく多くの人の目に触れられて・・「共有」されてきたわけで・・
それでも大昔すぎてミステリアスに感じるところもある・・
「オカルト」と「科学」のちょうど境界線をいったりきたり・・。
なかなか知的で、刺激的なイベントでした。
ハードウェアも(もちろん電気も)必要としませんから
もしかしたら「究極の記録メディア」!
かもしれませんね・・。