東京ディズニーリゾート⑥～番外編・新浦安の夜～

 そろそろ（・・・やっとか？）物語も佳境かな・・？
結局、お昼前にはホテルに戻ってきて、ちょっと一息・・
今回、宿泊したのは「三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ」。
カテゴリーは”パートナーホテル”ですね。ランクでいうと中くらいですか。
系列上位のホテルの”魅力”と”特典”はそれはそれで捨てがたい・・
ですが、普通に寝られればと割り切れば、なんの不足もありません。
パークからは少し遠くなりますが、ゲートの傍までシャトルバスで
乗り付けてくれるのはけっこう楽ですよね。
（オフィシャルホテルの場合はベイサイド・ステーションまで。）
ホテル内に”ふつうの”コンビニがあるのも勝手がいいかも。
前回はオフィシャルホテルに泊まったのですが、ちょっとおなかが
空いたな・・って時に困った記憶が。すべてのホテル事情は
存じませんが、基本的にあの辺なにもありませんからね・・・。
”俗なものが見当たらないというか・・・
さすが「夢の国」です。
さて、ウチの奥さんですが・・・
部屋に戻ってくるなり、ベッドに倒れこむように横になってしまいました。
検温すると、
38.2度。
さっきより上がっています。冗談抜きで引き上げてきたのは正解でした。
やっぱりそうとうきつかったんだと思います。
とりあえず昼食の買い出しへ。
こんなときも食欲のない彼女の微妙なリクエストに、コンビニならだいたい
なんでも揃っていますので助かります。
朝が早かったこともあって食事のあと、ベッドの上でうとうとしていたら
部屋のテレビで「古畑任三郎」をやっていました。
（こんな遠くまできて、なんで「古畑任三郎」みてるんだろう・・。）
今頃、タワー・オブ・テラーだったかな～いや、その前に
レジェンド・オブ・ミシカを観てからいっても間に合うかも・・・
ビッグバンドビートのショーも”おすすめ”だってお客さん、言ってたな～。
でも、なぜか現実にはホテルのテレビで「古畑任三郎」・・・
複雑な思いが頭の中をよぎります。
でも、そんな僕のネガティブな妄想も、ほどなく吹っ飛びました。
夕方近くになって、もう一回検温したら・・
39.0度！
（これって、インフルエンザじゃないのか・・！？）
本格的にしゃれにならない事態になってきました。だんだんとあたりも
暗くなってきています。病院に行くにしても夜になったら通常の診察
は受けられなくなってしまうでしょう。そして、ここは「浦安」。完全に
アウェーの町です。パークの外の事情には当然疎く、”ただの風邪”
じゃなかった場合の対応についても、よく分からないし・・
でも一人で困っている場合でもないので、とりあえずフロントに電話。
事情を話して地元のクリニックを紹介してもらい、ついでにタクシーも。
受診の予約の電話をかける。当然インフルエンザかもしれないこと
も伝える。
「6時までに来て頂ければ、診ますよ・・。」
ちょっとドライな看護師さんの言葉に少々びびりながら
急いで支度を・・・
6時までにって言われても、どれくらいで行けるのか見当がつかない。
回してもらったタクシーの運転手さんに訊いたら、
「10分ぐらいですかね・・・。」
だとか・・一応間に合いそうだったので一安心です。
これでもしインフルエンザだったら、どうすればいいんだろう。
春先の騒動の時は、旅行者がホテルに”軟禁”とかされてたけど、今は
そんなことない・・よね？？急いで自宅に帰らなきゃいけないのか？
でも新幹線で来たし、そんな人が安易に”公共交通機関”を使っても
いいのかな？なんだかんだで、もうけっこう流行っちゃてるし、
あまり気にしても仕方ないか・・。それよりも僕は大丈夫？？
感染してたら当分仕事は出来ないだろうし、困ったな・・・。
いつの間にか「ひょっとして・・」が「ぜったい・・！」感染してるに
変わってます。
確かなことは、もうディズニー旅行は中止・・だろうということ・・。
あと一日あったけど、仕方ありません・・・はあ・・・。
で、診察の結果・・・
インフルエンザは陰性。
え？違うの？罹ってないの
とりあえず、薬をもらってホテルへ・・
フロントで、結果を報告・・最悪の事態は免れました。
が、明日は帰りの時間までは無理はできないでしょう。おとなしく
過ごし、ホテル内のショップでおみやげ買うぐらいか・・
まあ、こんな経験も貴重です。
旅先で病院に行くなんて、あまりないですし、「浦安」で普通に
暮らしてる人をたくさん見れて、なんか驚いたというか・・
勝手なイメージで恐縮なんですが「浦安」って町の半分ぐらいが
ディズニーリゾートなんじゃないかと・・感じていたりして。
病院は新浦安の駅ビルの中にあったんですが、よく考えてみると
ディズニーキャスト以外でこの町にいる人々を見ることって
ないよな～って・・・
・・・とどうでもいいような感慨にふけりつつ、二日目の夜も
更けていくのでした・・・つづく・・・。