ミルエク成長日記 3 ~エクはインコウ~

JUGEMテーマ:にゃんこ

前回のつづき・・
エクの去勢手術のために動物病院に行ったのですが
陰睾(停留睾丸)と診断されてしまいました。
本来、下腹部の下に二つ揃っていなければならないキ○タマが・・(恥)
一個しかなく、もう一個はお腹の中に埋まっている状態。
「珍しいけど、まあ、年に2,3例くらいはウチの病院でもあるかな~。」
だそうです(一説によると猫の陰睾の発生率は0.1%!)。
不妊に関するセオリーとしては・・
繁殖をさせないのであれば、オスは去勢しておいた方が病気になりにくいし
マーキングや攻撃性の増加などの問題行動が、ある程度は抑止できる。
結果的に猫自身のストレス低下、長生きにつながるというメリットもあります。
(太りやすくなるのでその点は注意が必要。)
ウチは完全室内飼いですが・・外にも出す飼い方をするのならなおさら
イレギュラーな妊娠・出産によるトラブルを防ぐという意義もあります。
避妊・去勢の処置は・・やむ負えない・・と言ったところか・・。
ところが、陰睾の場合はちょっと話がややっこしい。
通常の去勢手術と比べると「開腹」手術になる分、ややリスクが上がってしまう。
睾丸は脂肪と見分けがつかないらしく画像診断では位置を特定できない。
腎臓と膀胱をつなぐ精管のどこかに留まっている睾丸(精巣)を
探し出して摘出するのですが・・
「たまにヘンなところにあるんだけど・・(笑)。まあ、なんとかなるけどね!」
とも言われた・・。
ここで選択。
そこまでして外科的な処置をする必要があるのかどうか・・?
犬の場合は精巣が癌化するリスクが高いことが統計上証明されているので
多少無理をしてでも(=お腹を切ってでも・・)
去勢手術をする医学的理由はある、らしい。犬ならね・・。
では猫の場合は・・?
ウチの先生の見解としては
なぜか猫の精巣は癌化しにくいらしく(※)
あったとしたらかなり稀有なケースで「学会の発表」モノ・・だとか。
(自身も経験はないそうです。)
そう考えると・・
(癌化の可能性は低いのに)わざわざリスクを冒して開腹するのは・・
どうなのかな~?
術後の経過をチェックするのも慎重な判断が伴い、すぐには退院できないし
麻酔のダメージからの正常な回復が望めない場合もある・・
(先代猫のみーあも重病だったせいもあって手術の後は大変だった・・)
おとなしくなって飼いやすくなる・・という話もあるけど
結局それも飼い主の主観によるもので、客観的な情報とは言えないし
マーキングなどの問題行動も
去勢したからって100%無くなるって保障もないとか・・。
「なにがなんでも取らなきゃ!・・って話でもないかな。」
「そうなんですね・・。」

ちょっと迷いますな~。
(※) 猫の精巣が癌化しにくいかどうかについては
    ネットなどで調べてみると違う見解も散見されます。
    猫の陰睾自体が稀なうえに、
    それが腫瘍化する場合のデータとなると・・
    獣医学的な共通の認識・・というのはまだ確立していないのかも・・ね?
    
 

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