さかのぼること数週間前・・
空手の稽古を終えて戻ってきたハリーが・・
「これ、もらってきたから見といて・・」

恒例の、道場内での大会があるらしい。
ハリーが関わっている、時間・場所以外の門下生、他の世代も参加するはずだから
けっこうな規模なイベントになりそうな予感・・。
「でも、オレは関係ないよね~?」
と消極的発言。
空手に限らず・・
ですが、ハリーにとってこの手の話は
「保護者の都合(=お店の都合)がつかないと参加できない。」
・・と刷り込まれています。仕方がないことですが・・
昨年のときは
たしか週末の予定だったので、ムリを言って祖父母にお願いして
合同練習だけつれてってもらったはずで
試合には出ていません。
本来ならそのときが”デビュー戦”になってもおかしくなかったのですが・・。
ところが・・
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今回はハッピーマンデーですから!
「いや!ハリー!!、喜べ!今回は出れるよ!」
「・・え・・ウソ・・。
」
「大丈夫!この日はお店お休みだから!良かったじゃん!!」
「・・そう・・なんだ・・
」
??
なんだかあからさまにテンションが低いので、おかしいなと思ったら
「あんまり出たくない」らしい。
「どうして・・?」
と聞くと・・
「だってこわいし・・
」
だそうです。
普段の稽古中でもガチで組手はやってるはずだし
昇級審査も経験しているから大丈夫だと思ったんですが
よくよく思い返してみると・・
違う場所で、馴染みじゃない相手との真剣勝負は未経験だった・・。
彼の性格を考えれば
「新しいこと」や「慣れていないこと」は
なるべく避けて通りたいタイプ・・ですし
普通に臆病者でしたから
分からないでもない・・・けれど
”お年寄りの習い事”じゃあるまいし(失礼・・)
年相応に、何事にも前向きにチャレンジしてほしい!
ということで・・
説得交渉をして(・・なかば命令・・)エントリーすることが決まりました。
一応・・

・・という記載もあったので
彼は「形」で申し込んだつもりだったのですが(集団による演武ですね・・)
なんの手違いか
ふたを開けてみたら・・
「組手団体戦」に出場することになっていて(笑)
まあ・・
彼の場合、「形」も「組手」もどっちもどっち・・
得意も不得意もあまり関係のないレベルなので
成り行きまかせもぜんぜんOK!です。
そんなわけで・・
人生初の
空手、アウェーでのデビュー戦(ガチンコ)に臨むことになったのであります!
・・つづく