みーあに痙攣が起きるようになってから
嫁さんが
いつも使っているバスケットの上にバスタオルを敷いて簡易ベッドを作り
みーあをその中に寝かせました。
騒々しくて、眩しいリビングよりは多少は居心地がマシだろうということで
そのまま照明もつけず、洗面所の片隅に。
本来ならすぐにでも病院へ連れていくべき状況だったかもしれません。
実際、息子・ハリーは「このままにしておいていいの・・!?」と
”そのまま”置いておくことに不満があったようでしたが・・
病院に行って何ができるのか?
この状態からでは、エリスロポエチンでのリカバーは現実的には無理・・。
(2週間前の提言を受け入れていれば状況は変わっていたのかな?)
静脈点滴で持ち直す可能性は・・?
それもたぶん一時しのぎ・・
この時は、思いつくすべての医療行為が
みーあにとっては苦痛をともなうもの・・のような気がしていましたし
そもそも・・
今の状態からの延命行為が、
彼にとっての安らぎになるとはとても思えません。
かと言って・・
まだ僕には「最後の手段」を選ぶ勇気もなく・・
小康状態(?)のまま、翌朝を迎えることになりました。
幸か不幸かこの日は仕事で、僕にはちょっと余裕がなくて
代わりに嫁さんが仕事の合間に、上と下を行ったり来たりしてましたが
降りてくるたびに表情が曇ってくる・・。
嘔吐があったみたいで胃液で汚れた身体を拭いてあげたり
水分補給で湿らせたタオルを口元にあてるぐらいが精一杯。
多少は手足を動かすことはあっても身体を起こすことはできそうもなく
少しの物音や気配でも痙攣のスイッチが入ってしまいそうで
その危険な状態を看るのは嫁さんも精神的にかなりきつかった・・と思う。
夕方近くになって僕も手が空き、みーあのところへ。
少しでも楽にさせてあげたいと思うのだけど、逆効果になることは避けたい。
それで、かかりつけの動物病院に(休診でしたが)相談の電話を入れてみた。
経過を伝えると、かなり驚いた様子で
「正直かなり厳しい状態だと思いますが・・」と前置きがあり
体温を計ってみて下さい、とのこと。
通常猫の平熱は37~38度ぐらいですが
36度以上あれば、皮下輸液や流動食にトライしてもいいかもしれないと。
みーあが嫌がることをするのは気が引けましたが
それが必要なことならと、二人がかりで検温した結果・・
34度。
それ以上体温を下げてはいけないということで水を注入する輸液は NG。
その体温では消化器官も動いていないから流動食も無理だと言われた。
いよいよ手詰まりに・・。
みーあの最後の時間 5
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